近年の新築で多いキューブ型軒ゼロ住宅の問題点とは

窯業系サイディング外壁のハガレ(凍害・爆裂)はどうして起こるのか?

 窯業系サイディング外壁のハガレや割れ、『凍害』が原因かもしれないと言われたけど、どうしたらいいのか分からずお困りの方が多いと思いますので『凍害』についてご説明したいと思います。

 『凍害』とは簡単に一言で言うと、外壁材の中に浸み込んだ雨水が凍ることで、外壁材がボロボロに剝がれたり割れてしまう症状のことです。

 『凍害』の症状が進行してしまうと大規模な修繕工事になってしまう為、早期発見と正しい対策と対処がとても重要になります。

 そこで、まず凍害が起こるメカニズムと発生しやすい条件などを写真でわかりやすく解説してみます。

窯業系サイディング外壁の凍害メカニズム

 新品の窯業系サイディングが徐々に水を含んで凍らせてを繰り返して、凍害が起こるまでを記録していきます。(サイディング表面には、当店で推奨しているパテ補修で選定しているパテを塗っていて、ついでにパテの付着力を検証するために記録・状態を確認していきたいと思います。)

①新品で含水なしの状態窯業系サイディングの状況

②含水中の窯業系サイディングの状況

たった2~3時間で602gから667gまで約10%も水を含んでしまいました!どこまで含んでしまうのか!?

③最大まで含水させた窯業系サイディングの状況

602gから最大830gまで228gの約40%も水分を含んでしまいました!これで凍らせてしまうと・・・!?

④最大まで含水させて凍らせた窯業系サイディングの状況

一度カチカチに凍らせてから、水にひたして解凍していくと・・・、サイディングの塗膜表面(サイディングの嵌合部分)が簡単に剥がれてしまいました!これが凍害の初期段階の症状です。

⑤続きはまたアップします